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PITTI FILATI 2026SS 出展報告(展示会奮闘編)
さて、観光してご馳走を食べているのは仮の姿で、真面目に仕事をしていたのが本来の姿。展示会編です。
滝善としては過去にPITTI以外のヨーロッパの展示会の出展歴は2001年のパリで行われたEXPOFILまで遡ります。当時、我々の業界は急激な環境の変化で国内での糸の消費量が落ち、海外にも直接販売をすることが必要であると考えていた時期でしたが、振り返ると、様々な準備が整っておらず、期待した成果が出せず一度は欧州展示会の出展を断念したという経由がありました。
あれから二十数年の月日が経ち、今回、最初のお客様は何とその当時にEXPOFILで来て頂いたお客様。滝善のことを覚えて頂いていました。これは凄いことですね。EXPOFILの出展が報われます。

初日の午前中はどしゃ降りの大雨、ほぼ嵐。電車も停まっているとのことで会場自体人の入りが少なくどうなることかと思いましたが、お昼前くらいからは人の入りが増えました。

特に我々のお隣のブース、ラメ糸でお馴染みのキョウトテックスさんには大きな人の群れが。これは、我々もあやかりたいということで、今回特別に用意した、キョウトテックスさんと滝善のコラボ編地を一番手前の見やすい所に移動。するとどんどん我々の方にも人の流れが、やはり宝石のような光りに人は自然と吸い寄せられるんですね。光物の魔力恐るべし。午後は非常に盛況で最終的には想定以上のお客様にお越しいただけました。午前はどうなることかと思いましたが本当に良かった。
2日目は順調に午前からお客様がはいり、1日目の途中から自然と完成した、2名一組のチームプレイでのプレゼンスタイルを確立。メインのプレゼンは海外販売チームのMさんとGくんが進め、私とイタリア語通訳のIさんは編地や製品、ブックや消臭の実演キットを準備するヘルパーとして奮闘。
そして、プレゼン後は日本から持ち込んだ、抹茶味のキットカットをプレゼント。
「HAVE A BREAK!」
みんなが笑顔に。
みんな大好き キットカットですね。

午後少し空いた時間帯には私とGくんの2名のおじさんが昨晩、会食中に練習した笑顔とウィンクでお客様を誘導。多分3組くらいは獲得できましたね。海外では、おじさんの笑顔も武器になるものです。
忙しい合間にGくんがメディア取材を受けてたりも。

そして3日目、最終日です。
通常、最終日は人が入らないのですが、アポイントも3日目に何件か入っていたり、2日目に来て頂いたお客様も気になる素材があったようで再訪されたりで最後まで忙しく駆け抜けました。

お越しいただいた皆さん、出展に協力していただいた仕入れ先、協力工場、通訳や代理店の皆さん、滝善社員の皆さん、海外販売チームの皆さん、本当に本当にありがとうございました!!
展示会でのピックアップ人気ランキングです。
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滝善のシグネチャーモデルヤーン。和紙の代表作。
NELO(ネロ) 1/7.3 | 株式会社 滝善
YURAGI
新商品。和紙とシルクを撚糸したコード形状のエレガント素材。
LINATE
これが紙?というタッチ。美濃和紙のモール。
CHILL OUT230
尾州の撚糸技術を盛り込んだ、和紙と綿の交撚糸。
CHILL OUT230(チルアウト230) 1/23 | 株式会社 滝善
そして、次回は結びとしてPITTIへの想い編です。