第22回ジャパン・ヤーン・フェアが3月5日、6日に一宮市で開催されました。
年に一度の糸の祭典。

第22回ということは、22年に渡り開催されている歴史ある展示会になりつつあります。

滝善は第1回から休むことなく皆勤賞。

雨にも負けず、風にも負けず、雪が積もっても、場所が変わっても、開催期間が短縮されても、リーマンショックも、コロナ禍も乗り越え出続けた、たった2社のうちの１社です。(もう一社は近藤(株)さんです。)

今回、滝善としては展示会では初めての試みとして、素材ではなく、コンセプトを全面に押し出しました。

　

ずばりコンセプトは

「takizen summer sweater museum」

近年とんでもなく、夏が暑く、長くなり、これまでは、その時期は横編みセーターの出番はないと半ば諦めていたのですが、実は夏の横編みセーターも、こういう気候だからこそ活躍できるチャンスがあると考え、ライフスタイルの提案をさせていただきました。

横編みTシャツの良さは、通常の丸編みTシャツよりカジュアル過ぎずエレガントな表現が出来、ビジネスシーンでも活用出来る。

あるいは、汗をかいたときに肌に貼りついたりせず、体のシルエットがでにくい企画をすることができる。など良い所も沢山。

というわけで、今回の展示会は滝善としては暑いシーズンに活躍するニットTシャツとメッシュベストのみを展示しました。もちろん、我々は糸を販売する会社ですので、その素材には夏のセーターにぴったりの素材を使用しました。

和紙ｘオーガニックコットンコード糸

和紙ｘ生分解ポリエステル糸

超消臭ハイツイスト糸

接触冷感ｘ生分解糸

こんにゃくギマ加工糸

などなど。新素材も沢山。

真夏でも横編みセーターは活躍できるし、滝善はその真夏に向けてのニット糸も展開している、ということを印象をもっていただければという思いでの提案をさせていただきました。

２日間、ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　N学芸員